共感覚(synesthesia)とは

共感覚(synesthesia)とは、通常ある種の刺激で起こる感覚を、別の感覚刺激で起こす現象です。

この共感覚は1880年頃から研究が始まり、現在に至るまでに、共感覚を持つ人には4つの特性があることが分かっています。

1.普通の人が起こさないような特定の刺激が共感覚を引き起こす。

2.共感覚は自動的に生じ、共感覚を抑制することが困難である。

3.共感覚は意識的な知覚に似ている。

4.共感覚には時間を超えて一貫性がある。

というものです。

例えば、ある文字に対して特定の色を感じる色字共感覚者の場合、個人の中では文字と色との対応関係が長期にわたり安定していると言われています。

共感覚のない我々にはさっぱりですね。

その他には、共感覚は一方向性であると言われています。

つまり、その文字に色が見えたとしても、その色を見たときには文字は浮かんでこないということです。

しかしこれは確定的ではないようです。

また、2009年には、よく見られるタイプとして5つのタイプが挙げられています。

Number formis
文字や数字が曲がったり、ジグザグした線上に並んで見える

Colored letters
文字に色が見える

Tasted Words
単語を耳で聞いたり、単語を見た時に味(具体的な味覚)を感じる

Colord hearing
音に色を感じる

Personified graphemes
文字や数字に人格や性別を知覚する

このように、共感覚についての研究は多くあり、他にも遺伝性があること、記憶に大いに役立つことが知られています。

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