呼吸調整中枢とその機能

呼吸は日常の活動に常に随伴して行われます。

つまり、呼吸は多くの運動活動と調和する必要があります。

この調和を可能にするために、延髄に存在する呼吸ニューロンは、発声、嚥下、においを嗅ぐこと、嘔吐、疼痛に関係した神経回路網から入力を受けます。

例えば、腹側呼吸ニューロン群は、橋の傍小脳脚複合体の一部と接続しており、これは橋呼吸ニューロン群あるいは呼吸調整中枢と名付けられています。

これらの橋ニューロンは、食物を噛んだり飲み込んだりするような行動と呼吸を調和させることで、噛んだり飲んだりしているときに最大吸息の状態で息を止めることができます。

これを持続性吸息と呼びます。

必要なら残った肺内の空気で咳嗽(いわゆる、せき)を起こし、気道に入りそうな食物や飲み物を追い出します。

三叉神経脊髄路運動核と主知覚核の間のニューロンは、顔面や上気道の感覚神経線維から入力を受け、延髄腹外側に投射することで、一時的に呼吸を止め、塵埃や水を誤って飲み込まないようにしています。

このようにして、呼吸はその他の運動と調和することで、無意識的に働き続けることが出来るのです。

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