神経動態における「神経の容器」と「機械的なインターフェース」

「神経の容器」と「機械的なインターフェース」の2つの概念は身体の動きがどのように神経組織に影響するのかを考える上で非常に重要なポイントになるといわれています。

身体は「神経の容器」と考えることができ、この容器の中で筋・骨格組織は神経構造物との「機械的なインターフェース」のような役割を担っています。

例えば、インターフェースの例として、椎間孔や斜角筋、手根管、仙腸関節前面、梨状筋、腓骨頭、足根管などが挙げられます。

身体、すなわち容器が動くと、インターフェースである筋・骨格筋組織の長さが変化して、神経構造物に機械的な力が働くことになります。

したがって、神経損傷などの管理に際しては神経の容器としての筋・骨格系を適切な状態を保つことにより、隣接する神経細胞にかかる物理的なストレスを軽減することが必要になります。

身体的なコンデションを考える際は、このような「神経の容器」、「機械的なインターフェース」のイメージをもって、神経系がストレスを生じないような環境を作ることが重要になっていきます。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-6

    鼠径部痛と内転筋損傷と恥骨炎

    鼠径部痛はスポーツ選手がよく訴える痛みの1つです。これらの痛みを訴える選手は、内転筋群の過緊…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2016-1-16

    腱の機能解剖

    腱は筋と骨を結ぶ強靭な結合組織で、筋の収縮力を骨格へ効果的に伝達する。筋腱移行部では腱は筋細胞と…
  2. 2015-6-12

    アディポサイトカイン

    アディポサイトカインとは、脂肪細胞から分泌され、糖代謝や脂質代謝に影響を与える生理活性物質のことをい…
  3. 2014-11-23

    水素水の効能って何?

    水素はこれまでに、潜函痛の発症予防に使われてきたことがあるが基本的には人体には無害で不活性なガスと考…
  4. 2014-10-9

    ストレイン・カウンターストレインって知ってますか?

    ストレイン・カウンターストレインとは、オステオパシードクターであるローレンス・ジョーンズ医師により発…
  5. 2016-2-8

    女子サッカー選手における女性特有のコンディション

    女子サッカー選手に限らず男性との性差、つまり女性特有のコンディションを理解して選手の健康管理を行うこ…
ページ上部へ戻る