アミノ酸プール

身体にあるアミノ酸は食事から得られるタンパク質に由来するアミノ酸と、身体にあるタンパク質に由来するアミノ酸が混合して存在していて、それらのアミノ酸は、新しいタンパク質の合成原料やエネルギー源として利用されています。

体内にあるタンパク質は、常に新しいタンパク質に合成されて入れ換わっています。

そして、それらの新しいタンパク質を生成するために、アミノ酸が使われているのです。

正常な状態では、体内には約25gの遊離アミノ酸(他の物質と結合していないアミノ酸として存在するもの)があり、血液中と筋肉中に存在しています。

これを「アミノ酸プール」といい、ようするに溶けて遊離した状態で存在しています。

1日で、成人が必要とされるタンパク質は、体重1kgあたり1.5~2gとされています。

健康的な状態では、摂取したタンパク質の量と同じ量のタンパク質が代謝され排出されていて、バランスがとれています。

タンパク質は、1日あたり約300gが分解され、約200gが合成されます。

そこで合成されるものは、体タンパク質、筋肉、内蔵、酵素、ホルモンのなど生体の成分のほとんどです。

では、摂取しすぎたタンパク質はというと、どこへいくのでしょうか?

例えば、摂取したタンパク質の量が、200gだったとき、必要量の100gのタンパク質についてはアミノ酸プールに貯蔵されますが、過剰分の100gのタンパク質は肝臓で分解され、直接オルニチン回路に入り尿素となり排出されます。

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