筋緊張低下の神経学的要素

筋緊張は、脊髄損傷は脳卒中のような中枢神経系における構造的損傷の結果として低下します。
緊張の欠如は、弛緩性や弱さに繋がります。
弱い筋(weak muscles)はまた、低緊張(hipotonic)や抑制(inhibited)とも言われます。
機能的に、筋は神経反射または適応性にような変化の結果として弱くなることがあり、それは運動パターンにおいて活性化の遅延を示します。

筋緊張低下の神経学的要素
多くの収縮性要素は筋緊張低下を引き起こす可能性があります。

●相反抑制
筋は、拮抗筋が活動した際に反射的に抑制される。
弱化は、しばしば拮抗筋の緊張亢進に伴う反射が介在した二次的な抑制です。

●関節原性の筋弱化
筋は関節の腫脹や機能障害により、前角細胞経由で抑制されます。この弱化はタイプⅡ繊維の選択的萎縮を引き起こします。

●求心性遮断
求心性遮断とは、神経・筋受容器からの求心性情報が低下していることを言います。関節の機械的受容器の損傷は、関節反射の低下を二次的に伴い、損傷部位から遠い多くの筋群に影響を与えながら変化した運動プログラムを引き起こします。この求心性情報の欠如は、最終的に遠心性遮断やα運動ニューロンへの遠心性信号の欠如を導き、その結果、筋力の低下を引き起こします。

●偽麻痺
偽麻痺は、神経反射を原因とする弱化の臨床的症状です。
偽麻痺は、検査・触診上の低緊張、徒手筋力テストにて4/5レベル、早期の共同筋活動やEMGレベルの低下を伴う開始遅延を含む筋活動パターン変化という3つの臨床的徴候をもちます。

●トリガーポイントによる筋力低下
筋繊維の高感応性帯は刺激閾値を低下させ、過活動、早期の疲労、最終的には筋力低下となります。
トリガーポイントを伴う筋群は、通常の筋群よりも早く疲労し、始動する運動単位の減少や誤った運動単位の減少や同期の低下を生じさせます。

●疲労
筋疲労は、代謝性もしくは神経学的な要因により引き起こされます。多くの場合、運動中の筋群は痛みを感じる前に疲労してしまいます。
そのため、患者は痛みを経験する前に代償動作や誤った運動パターンを強めてしまいます。

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