骨粗鬆症

骨の強度が低下し、骨折の危険が大幅に高まる疾患です。

原因により、原発性骨粗鬆症と続発性骨粗鬆症に大きく分類されます。

原発性骨粗鬆症では、加齢、閉経、乱れた生活習慣などが関係します。続発性骨粗鬆症では、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、性腺機能不全、クッシング症候群など、特定の疾患が原因となります。

原発性骨粗鬆症は、骨代謝のバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回ることで骨量が低下し、骨組織構造が劣化していきます。

また、加齢とともに有病率は上昇し、女性は男性の3倍発症しやすく、とくに女性は60歳を越えて大幅に増加する傾向にあります。

症状として初期には、はっきりとした自覚症状はないですが、進行して骨量が低下するに従い、転倒など軽微な力でも骨折しやすくなります。骨折しやすい部位は、大腿骨近位部、脊椎、橈骨遠位端、上腕骨頚部、下腿骨(近位部)、骨盤、肋骨などです。椎体の圧迫骨折も起きやすくなり、圧迫骨折による急性・慢性の腰背部痛、脊柱の後湾変形、運動障害などがみられます。

治療としましては、通常食事療法と運動療法に薬物療法を加えた治療を行い、食事ではカルシウムの摂取、吸収率アップによる骨量減少抑制、運動療法では、適度な骨への負荷により骨量を保ち、骨折を予防します。日光浴と合わせビタミンD体内産生促進し、薬物療法は骨形成を促進、骨吸収を抑制して骨量の減少を抑えます。

 

 

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-6

    鼠径部痛と内転筋損傷と恥骨炎

    鼠径部痛はスポーツ選手がよく訴える痛みの1つです。これらの痛みを訴える選手は、内転筋群の過緊…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2017-2-13

    覚えておきたい法則(原則)

    筋力トレーニングをするにあたって覚えておきたい3つの法則があります。1つ目は、「ルーの法則」…
  2. 2016-2-1

    足関節外側靭帯損傷

    足関節外側靭帯損傷は、スポーツ活動やトレーニング中の発生頻度が最も高いスポーツ傷害で、すべてのスポー…
  3. 2017-4-3

    プロテイン効果のあるトレーニング後と睡眠中

    プロテインは、日常の食事では摂りづらいタンパク質の補給に加え、摂るタイミングで威力を発揮してくれるあ…
  4. 2017-3-11

    負荷に自重を用いる場合の留意点

    筋力エクササイズの負荷に自重を用いた場合、鍛えたい筋や筋群に加わる負荷強度は、自重に対するそれらの筋…
  5. 2015-1-12

    夜食を食べると太る!?

    食事は三食きっちりと、栄養バランスを考えて、など食事にはたくさんの気をつけるべき項目がありますが、夜…
ページ上部へ戻る