機能的な動きとは

 

機能的な動きにかかわるモビリティとスタビリティは基礎的な質です。

これらは成長過程において自然に備わっていくが、動きやパフォーマンスのみに集中してしまうと失われることがあります。

モビリティとは、長座体前屈などでみられる筋の柔軟性のことだけではなく、臀部、骨盤、体幹などが機能的に影響を及ぼしながら動くことを意味します。

ある1つの関節や筋だけでは動きを評価するにあたって十分な情報を得ることができないため、機能的な動きや姿勢における筋の柔軟性や関節の可動域からモビリティを総合的に判断する必要があります。

そして、スタビリティとはストレングスのことではなく、筋力、コーディネーション、バランス、動きの効率性を通じて成されるボディコントロールのことです。

スタビリティは静的なものと動的なものに分けることができます。

静的スタビリティは姿勢やバランスを保ち、動的スタビリティは次のような動きを生み出し、コントロールします。

①モビリティと柔軟性②ストレングス③コーディネーション④筋持久力⑤有酸素フィットネス

効率的な動きを生み出すためには、これら5つの要素が同時に機能しなければならないです。

たとえばモビリティが正常である場合、神経筋システムは身体のある部位を安定させるために使う筋を選択し、一方では他の部位の動きを生み出します。

このような過程は筋収縮のタイミングやコーディネーションによるものであるが、このことによってウエイトルームでの測定結果がよくないアスリートが垂直飛び、メディシンボールスロー(パワー)あるいは40ヤード

スプリント(スピード)などですばらしい成績を残すかが説明できます。

このようなアスリートは身体のさまざまな部位を使ってパワー、スピード、クイックネスを相乗的に生みだし、最大限の効率性を発揮します。

効率的に力を使えない者にとって、ストレングスとは自分の身体ではなく重量を動かす能力にすぎないのです。

モビリティやスタビリティは人間の成長や発達過程において形成されます。

乳児はモビリティが無限の状態で誕生し、まずは体幹を、その後四肢を安定させる方法を身につけていきます。

動きのコントロールやスタビリティは頭からつま先へ、体幹から四肢(近位ー遠位)に向かって進んでいきます。

 

 

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