コレクティブエクササイズとはなにか?

コレクティブエクササイズは、1回のセッションで可動性や安定性、動作パターンの質に神経生理学的な正の反応を生じさせることに焦点を当てて行います。

目標は構造的な変化やパフォーマンスではなく、筋のトーンや長さ、張力を正常化し、自由度の高い動作を獲得することです。

これは、安定性、固有感覚、タイミングやモーターコントロールが基盤となっており、基本的かつ機能的な動作をにおける制限や非対称性を正常化させることに基づいています。

効果的な目標を設定するには、1回のセッションでの陽性反応を実証するための事前テストが必要です。
最終的な目標は、動作のスクリーニングやアセスメントでの問題を正常化することですが、動作のパターンに対処する前に可動や安定性に関する細かい目標設定が必要です。

目標設定はすべて動作機能不全の程度や複雑さに左右されます。
目標は完璧になることではなく、対称性や適切な機能を得ることが目標となります。

コレクティブエクササイズは柔軟かつダイナミックな動作で行われます。
1回のセッション中に変化が生じることが多いので、その場で運動やエクササイズのレベルを上げるための準備が必要となります。

もし、可動性が改善したら、その可動性を使うように静的安定性のドリルを行います。
静的安定性のドリルが対称的にうまくできるようになった場合は、より動的なエクササイズを行うように進めていきます。

しかし、その変化が次のセッションまで持続すると思ってはいけない。

ゆっくりと確実に進歩するように考えて、同じ過程を繰り返す必要があります。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-18

    クレンチング(食いしばり)と運動の関係

    クレンチングとは、無意識的に上下の歯を強く噛みしめる動作をいいます。習慣化されたものはブラキ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-5-13

    考え事と首のひねりの関係

    ヒトの大脳の左右の半球はそれぞれ右脳と左脳とよばれ、右半球は音楽、イメージ、経験、直感的な認識、いわ…
  2. 2015-8-21

    筋紡錘とゴルジ腱器官

    筋紡錘は最も複雑な感覚受容器であり、知覚部分と収縮部分からなり、筋線維と一緒に引き伸ばされるように筋…
  3. 2015-2-24

    セカンドインパクトシンドロームを防ぐ

    脳震盪というのはサッカーやアメフトなどの接触プレーの多いコンタクトスポーツで起こりやすい疾患で、頭部…
  4. 2015-3-4

    衛生仮説とは何か

    花粉症というと季節性のアレルギー性鼻炎になるわけですが、近年その発症率は上がってきています。…
  5. 2015-5-17

    体温と代謝

    私たちの体温は通常37℃前後に一定に保たれています。これを内温性といいます。これに対…
ページ上部へ戻る