internal impingementのメカニズム

肩関節を外転位で外旋させると、上腕骨大結節は肩甲骨関節窩後上方部分と衝突します。(internal impingement)
このとき、上腕骨大結節に付着している腱板(棘上筋腱と棘下筋腱)と肩甲骨関節窩後上方部分にある関節唇は、上腕骨大結節と肩甲骨関節窩の間に挟まりこむことになります。

野球、ソフトボール、テニス、バドミントン、バレーボールなどのように肩関節外転位での外旋動作が加わるスポーツにおいてはこの現象が頻繁に起こり、さらには挟まりこむ腱板や関節唇には大きな圧力が加わるために損傷される危険性が高くなります。

internal impingementがどのようなコンディショニングの際に起こりやすいのかが以下のようにまとめられています。

①前方関節包の弛み
②後方関節包の拘縮
③肩関節内旋筋力の低下
④肩甲骨の内旋角度の増大

⑤肩甲上腕関節水平外転角度の減少

これらがみられるケースは腱板損傷や関節唇がinternal impingementによって損傷されるリスクが高いとされています。

これらの発生、再発の予防には、当然ながら肩関節に無理な負荷をかけないことが重要になってきます。

またこれらの動作は下肢・体幹・上肢の運動連鎖によって行われています。
下肢・体幹運動によって蓄えたエネルギーを上肢に効率よく伝達する必要があります。

そのため、体幹と上腕骨の間に位置する肩甲骨の運動がキーポイントとなり、体幹運動、肩甲骨運動のバランスを整え、協調して運動できるようにしていくことが重要です。

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