Ⅰ型を除く糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症・肥満などが生活習慣病として挙げられます。

これらに起因する疾病として、ガン・脳血管障害・心臓病などがあり、日本人の3大死因ともなっています。

過度な栄養摂取、運動不足は内臓脂肪の蓄積と筋におけるインスリン抵抗性を招きメタボリックシンドロームなどの病態を増加させ、最終的に動脈硬化性心血管障害を誘発する恐れがあります。

持久性の運動、有酸素運動は、筋のインスリン感受性を改善させることが知られています。

メタボリックシンドローム、肥満、Ⅱ型糖尿病に対する食事制限と身体運動の継続は、内臓脂肪、筋内脂肪、肝内脂肪を効率的に減少させ、食事療法によりインスリン抵抗性の改善に有効であり、筋のインスリン抵抗性からの糖尿病の発症を予防します。

メタボリックシンドロームは全身持久力の低い者で、週あたり7.5METs以上の高強度の運動を40分以上行うことで、著しい疾患の予防効果があるとしています。

また持久性トレーニングは、高血圧に対しても、収縮期血圧を10〜20mmHg、拡張期血圧を5〜10mmHg程度低下させることが分かっています。

これらの生活習慣病の対策に有効なキーワードとして主に用いられるものは、特に身体活動量があります。

身体活動量の指標としては、「METs・時/週」が一般的に用いられています。

この身体活動量が22.5METs・時/週より多い者では、生活習慣病などのリスクが有意に低いことから、健康維持・増進に必要な身体活動量の基準値は23METs・時/週とされています。

23METs・時/週の活動を1週間で達成するには、普段の通常の歩行運動で3METs程度なので、1日あたり約60分に相当し、これは約6000歩に相当します。

こうした歩行では、低強度であるため認識されない歩数が2000〜4000歩あるとされており、合計で8000〜10000歩の活動量が必要となります。

また、糖尿病予防に対しては、5.5METs以上の運動が有効とされていますが、あまり高強度だと運動の継続が困難になります。

5.5METs以上の運動強度は、10分以下のジョギングと歩行の組み合わせが挙げられます。

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