集中練習と分散練習

ヒトは、何かを獲得するため、行動を変容させるために学習・練習をします。

ひとえに学習と言ってもその方法は人それぞれで、何が最も効率的か、効果的かは明確には分かりません。

また、学習の教材や難度、環境によっても大きく変わるものでしょう。

しかし、個人差を考えなければ、大方この方法が効果的だといえる練習法・学習法は存在します。

よく取り上げられるもので集中練習と分散練習があります。

集中練習とは、練習と練習、学習と学習の合間に休憩を入れず集中的に行う方法で、分散練習とは途中で休憩を挟む方法です。

これは分散練習が効率的だと考えられています。

物事を反復するとそれによって反応制止という反応を抑制する働きが生じます。

したがって、集中練習をすると次々と反応するため、反応制止が蓄積し、その結果学習効率を下げてしまいます。

また、反応制止は時間とともに減退していくため、休憩の間に反応制止は解消され、分散練習法では学習効率が高い状態で維持されます。

他にも全習法と分習法とがあり、こちらは一般的には全習法が効率的だと言われています。

ひとつのまとまりを最初から最後まで通して学習する方法を全習法、ひとつのまとまりをいくつかの部分に区切って学習する方法を分習法と言います。

全習法が効率的ではありますが、対象者の習熟度や課題の内容によって分習法が効率的である場合もあるようです。

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