体性感覚と臓性感覚

受容器 (receptors)は外部環境、あるいは内部環境の情報を受容する装置のことをいう。
存在する部分により大きく3つに分けられる。

①外受容器 exteroceptors:外部環境から刺激を受容して興奮する受容器を外受容器という。
皮膚のさまざまな感覚受容器(マイスナー小体、ファーター・パチーニ小体、ルフィニ小体、クラウゼ終棍、自由神経終末など)は皮膚に対する物理的刺激、例えば触ったり、振動させたり、つねったり、熱いものや冷たいものをおしつけるなどの物理的刺激を受容して興奮する。
網膜受容器(杵状体と錐状体)は光刺激を受容して興奮する。
側頭骨内部にあるコルチ器は空気の振動(音)を受容して興奮する。
側頭骨内部にある三半規管の膨大部稜や球形嚢斑、卵形嚢斑などは頭部の位置変化や加速度を受容して興奮する。

②固有受容器 proprioceptors:運動器、すなわち筋・腱・関節包などの伸展を受容して興奮する受容器で、それぞれ筋紡錘、ゴルジ腱器官、関節包の自由神経終末である。

③内受容器 interoceptors:内臓の粘膜上に与えられた刺激を受容して興奮する。

① と②を合わせて体性感覚、③を臓性感覚ともいう。

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