ラテラリィ『利き○○』の存在

人には利き手が存在し、上手に扱える手と、扱えない手があります。

このような身体上の「利き○○」は利き手の他にも足、目、耳といったものがあります。

このような現象のことをラテラリティといい、厳密には、身体の左右器官の間における好みの偏りと、能力上の左右差の両面を指す概念になります。

利き手は生まれつきだといいますが、乳幼児期には周期的に変化があり、最初に利き手が確立されるのは8歳ごろだと考えられています。

しかし、それは安定しているとは言い難く、児童期でも利き手の発達は起こり、内分泌形の影響を受けるなどして、思春期から青年期のはじめごろに確立されると見られています。

人間は約90%が右利きであり、残りの約10%が左利きと両利きだといわれています。

利き手に関して、全てというわけではありませんが、ある程度遺伝の影響を受けているようです。

しかし、それよりも環境的な要因が強く、学校や家庭教育で右手を使うよう矯正されることも少なくありません。

また、病理的要因というものもあり、胎児期、周産期に左脳を損傷、発育を阻害するといったようなことが起こると、右手が使いにくくなって左利きになるという説があります。

このように、利き手が決定される要因には、遺伝、環境、病理の三つがあります。

また、左利きは天才肌といった迷信・都市伝説をよく聞きますが、あれは似非科学になりますね。

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