筋紡錘のはたらき

私たちの意志に沿うように筋肉の運動を精密にコントロールするために、筋肉中には紡錘型をした筋紡錘という器官があります。

筋紡錘の両端は筋肉を構成する筋線維と同じように腱と結合しています。

つまり筋紡錘は筋肉が引っ張られている状態を感知して、これを脳幹部に報告しているのです。

言い換えれば、筋紡錘は筋肉の長さを感知するセンサーのようなものです。

筋紡錘のはたらきは、大きく分けて2つあります。

1つは、重力に逆らって姿勢を保つはたらき、もう1つは手足の運動の精密な3次元のコントロールです。

直立したり、椅子に座っているとき、特に意識していなくてもその姿勢は長い間保つことができます。

なぜなら目が覚めている間は筋紡錘働いて自動的に姿勢を保持しているためです。

字を書くのも、絵を描いたりするのも、すべて手足の運動の細密な三次元コントロールによるものです。

人間が運動を行う場合には各筋肉が上手く協調して働く必要があり、これらすべてを精密にコントロールするのは難しく、各筋肉の筋紡錘からの信号を常に適切に処理し、各筋肉をタイミングよく活動させなければならないのです。

 

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