人間の身体には、多くの腱が存在しています。
今回はその腱について触れていこうと思います。

腱細胞が集まった健束は腱内膜に包まれ、腱束が集まって腱を形成し、全体はエピテノン(epitenon)で覆われています。

腱はパラテノン(paratenon)と呼ばれる血管に富む疎性結合組織によって周囲と連結しています。

腱の走行が大きく変わる部位では、骨と連結する面に繊維軟骨があり支点の役割を果たしています。

手指などの腱では内層が滑膜で覆われた腱鞘が周囲包みます。

筋腱移行部は一見、筋繊維と腱のコラーゲン繊維から形成される指状陥入を特徴とする形態を呈しています。

筋繊維は腱繊維と混ざり合い、その程度は90%以上にもおよび、それにより直径を減少させます。
その結果、断面積あたりの筋繊維にかかる力は増加します。

筋は運動を起こす力の発生源であるが、腱は引き伸ばされると縮もうとするバネの働きがあります。

また、腱は粘弾性を有するため速度を生み出します。
そのため、筋腱複合体としてはパワー発揮し、スポーツ動作に大きな影響を与えます。

腱の弾性(elasticity)は筋力エクササイズによって上昇するがストレッチングを実施しても意味がないと報告されています。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-6-15

    腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つ…
  3. 2017-1-18

    筋力トレーニングの負荷設定について

    筋力トレーニングを行うに当たっては、目的を明確にし、その目的に応じたトレーニング条件を設定することが…
  4. 2016-12-1

    骨の連結

    骨の連結には骨と骨が線維性の結合組織によって結合される線維性の連結と、骨と骨が軟骨線維によって結合さ…
  5. 2016-9-6

    トレーニング効果の種類

    トレーニング刺激に対して身体を適応させていく過程がトレーニングであり、適応によって得られた変化がトレ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2016-12-17

    連続的持久力と間欠的持久力の乳酸代謝の違い

    長距離走のような一定の強度で長時間運動を継続するものを連続的持久運動といい、サッカーのようなダッシュ…
  2. 2014-12-6

    脳の機能局在:前頭葉を考える

    前頭葉は大きく分けると5つの大きな区分で考えられる。それぞれを~野と称して、その働きをまとまてみ…
  3. 2016-12-20

    行動を調整する能力を高めるコーディネーショントレーニング

    コーディネーショントレーニングとは行動を調整する能力を高めようとするトレーニングであり、ジュニア期で…
  4. 2015-3-22

    エネルギー源の糖質

    動いているとき、考えているとき、そして寝ているときも、生きている限り、からだは常にエネルギーを消費し…
  5. 2016-4-9

    振動刺激と筋弛緩

    痛みや炎症に由来する筋収縮が、関節可動域の制限因子として関与していると考えられる症例に対しては、筋収…
ページ上部へ戻る