他人やモノに触れたりした皮膚の刺激は、電気信号に変換されて神経線維を伝わるが、それが最終的に「快」と感じたり「不快」と感じたりするのはなぜでしょう。

快を感じる脳領域は報酬系とよばれ、腹側被蓋野から側坐核に向かって走る内側前脳束を中心とした部位で、A10(エーテン)神経とも呼ばれます。

そこにドーパミンが流れると「快」の感情を感じます。

一方、不快を感じる嫌悪系には、視床内側部、視床下部内側核、脳室周囲領域などが含まれます。

これらの中で特に重要なのが扁桃体です。

扁桃体は快・不快の情報の入力に関係し、好きか嫌いかを、海馬に蓄えた記憶をもとに判断しています。

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの5感はすべて扁桃体に入ります。

何かに触れたり触れられたりしたときの触角は、脊髄を通って脳の体性感覚野に至りその対象の性質が認識されます。

それと同時に、網様態や視床下部に至り、その刺激に対する好き、嫌いの判断を扁桃体が行っているというわけです。

 

 

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