生体の階層性について

どんな生物でも、簡単か複雑かの違いはあるにしろ、それぞれの機能に応じた構造が対応しています。

構造と機能を常に対比させてとらえることが生物を相手にする上で非常に重要になります。

生物のつくりは階層構造になっています。

個体を大まかにみると、個体ー器官系ー器官ー組織ー細胞となります。

個体は複数の器官系が重層的に配置されています。

さらにその器官系は複数の器官から構成されています。

たとえば、単純にみえる骨格系も骨組織と軟骨組織、さらに血管系から構成されています。

ヒトの器官系には、外皮系、筋・骨格系、消化器系、循環器系、呼吸器系、泌尿器系、神経系、内分泌系、生殖器系があります。

これらの機能は名前からも分かるかと思いますが、たとえば、消化器系であれば、それぞれ食道、胃、小腸、大腸といった器官からなります。

そしてそれらの器官は基本的な組織の組み合わせで出来ています。

組織は、上皮組織、結合組織、筋組織、神経組織です。

上皮組織は、単層扁平上皮、単層立方上皮、単層円柱上皮、重層扁平上皮、多列上皮があり、結合組織は疎性結合組織、密性結合組織、弾性結合組織、細網結合組織、脂肪組織、軟骨組織、骨組織、血液、筋組織は、骨格筋、心筋、平滑筋、神経系は中枢神経系と末梢神経系からなります。

そしてそれぞれの組織は、各組織に応じた細胞より構成されています。

細胞が集まって組織を構成し、さらに組織が組み合わさって器官をつくり、それらが器官系をなし個体を作りあげ生物が出来上がっているのです。

こういった生体の階層性をしっかり理解しすることがヒトを知るということの第一歩なのではないでしょうか。

 

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