筋肉をつけるという観点では、小さな分子であるアミノ酸から、大きな分子であるたんぱく質をつくる合成がポイントになります。

それには、糖質や脂質などから得られるエネルギーが必要です。

筋肉の中では合成と同時にエネルギーをつくるための分解も起こっています。

分解が合成よりまさってしまうと、体を大きく強くする目的とは反対方向に進んでしまいます。

重要なのは、合成が確実に行われている状態で、のかつ効率的にエネルギーを獲得していくことです。

たんぱく質の合成を積極的に刺激するのが筋トレです。

筋トレをすると約2時間後にはたんぱく質の合成が高まり始め、約24時間で筋線維に蓄積されます。

そして、筋トレの後にアミノ酸を摂取するとたんぱく質合成はさらに高まります。

近年、たんぱく質の合成や分解の鍵を握る物質の一つとして注目されているのがAMP活性プロテインキナーゼ(AMPK)という酵素です。

これは、極端なエネルギー制限をして飢餓状態になったとき、あるいはマラソンのような持久的なトレーニングを続けいているときなどに増え、細胞の中のエネルギーが不足していることを示すシグナルになります。

AMPKには、たんぱく質が合成されて筋肉がつくられる経路ブロックするという性質があります。

エネルギーが足りてないのにもかかわらず筋肉をつくって体を大きくしようとするのは矛盾しているので、合成を抑えてエネルギーを生み出すほうの反応を高めるのです。

エネルギーが極度に不足すると、たんぱく質も分解してエネルギーを得ようとします。

なので、エネルギー不足状態をつくりだすことは、筋肉を大きくする上ではマイナスです。

 

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