アレルギー体質の人のリンパ節では2型ヘルパーT細胞が増えています。

ヘルパーT細胞には1型と2型があり、通常両者は、バランス保ち免疫反応をコントロールしています。

1型は、マクロファージやキラーT細胞を活性化させたり、B細胞IgG抗体生産を促すヘルパーT細胞です。

2型は、IgE抗体生産を促すヘルパーT細胞です。

1型のIgG抗体は細菌やウイルスを攻撃する抗体です。

2型のIgE抗体は体に侵入してきたアレルゲンと結合し、アレルギー反応を起こす抗体です。

アレルギー体質になるかどうか決まるのは、生後数週間から数年間と考えられています。

その頃の環境がその後のアレルギー疾患の発症に大きく影響します。

生まれたばかりの赤ちゃんのリンパ節には1型ヘルパーT細胞も2型ヘルパーT細胞もほとんど存在しません。

ナイーヴT細胞と呼ばれる細胞が多いです。

ナイーヴT細胞は細菌やウイルスに接触すると1型ヘルパーT細胞に変わります。

子供の頃に細菌やウイルスと接触する機会が少ないと、ナイーヴT細胞は1型ヘルパーT細胞にならずに2型ヘルパーT細胞になってしまいます。

 

 

 

 

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