スポーツをしている人には、競技特性によって脊柱が適切なS字カーブを失い変形している人が見られます。

これは、利き手や利き足による同じ動作の連続や、ポジションによっていつも同じ姿勢をとるなどの影響が考えられます。

競技特性が体に現れてしまうのは仕方がないかもしれませんが、それが極端になってくると体全体のバランスが欠け不安定になり、パワーを最大限に発揮することが難しくなり、また怪我を引き起こす要因にもなってしまいます。

脊柱の正常化により腹部や背部の筋肉の収縮・伸展がしやすくなり、体幹をコントロールする範囲が広がります。

体幹は縦方向だけでなく、横に倒す動作・ねじる動作・斜めに伸ばす動作・縮める動作・立て直す動作などさまざまなスポーツシーンにおいて必要になります。

骨盤にも同じようなことが言えます。

腹部・腰部・臀部の筋のバランスが保たれないことによって、過度な骨盤の前傾・後傾が起こることがあります。

骨盤が適切な位置にある状態が本来理想的ですが、アスリートはすべてが均等であることは難しく、骨盤の前傾・後傾がすべての人に悪いとは一概には言えません。

例えば、黒人アスリートに多く見られるのは骨盤の前傾です。

これは、東洋人に比べて臀部の筋肉が発達しているためそのように見えることもありますが、全体的にやはり前傾しています。

しかし、彼らにとってはその骨盤のポジションが適切な場合が多いのです。

このように元々の骨格の違いはありますが、スポーツ動作の特性によって極端に傾いてしまった骨盤は、体幹トレーニングを行うことで、より適切な位置に修正することが可能です。

『自分の身体』と『競技特性』を考えトレーニングすることが重要なのです。

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