人間の体は一つの受精卵が分裂して二つの細胞になり、それがまた分裂していき、最終的には60兆個にもおよびます。

それだけの数の細胞から皮膚や筋肉、消化管など様々な組織や器官がつくられています。

そういった細胞の中に、悪玉の細胞が生まれることがあります。

それががん細胞です。

がん細胞は次々と分裂していき腫瘍をつくり、体中あちこちに転移して増殖を繰り返します。

そもそも正常な細胞とがん細胞は何が違うのでしょう?

私たちの体は、一つ一つの細胞がそれぞれ特定の役割を担っています。

正常な細胞は勝手に分裂して増えることはないです。

また、不要になった細胞は死んでいくことで、全体としての調和を保っています。

しかし、がん細胞は、この調和を乱し、分裂をし続けます。

がんが体の機能不全を引き起こすのは、無駄に分裂して栄養を浪費したり、増殖することで正常な細胞のポジションを奪って、組織や器官を破壊したりするためです。

がん細胞と正常な細胞の大きな違いは、がん細胞は無限に増殖できるうえ、その増殖がとまらないことです。

 

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