ジュニアスポーツ~オーバーユース障害~

今回は、ジュニアスポーツにおけるスポーツ障害について書いていきます。

日本のジュニアスポーツでは、一年中休みなく同じスポーツを行い、放課後に限らず、朝練習などを行うため、オーバーユース障害などが起きやすい環境にあるようです。

ジュニア選手の障害は、その多くが骨端部への牽引ストレスが原因とされ全傷害の3割~4割とも言われています。

ちなみに残りは捻挫、肉離れ、骨折、脱臼、打撲などの急性障害になります。

骨端部への牽引ストレスが要因となる障害には、膝に起こるオスグッド病、踵に起こるシーバー病などがあり、悪化すれば歩行にも支障が出るほどになります。

では、これらの障害はどのようにして予防ができるのでしょうか?

オーバーユース障害の予防を考えるとなると、子どもの発育発達の特徴などを考慮する必要があります。

例えば、子どもの成長途中の骨は、柔らかくストレスに弱い構造になっているので、筋や靭帯などが繰り返しの動作で強く引っ張られていたりすることが牽引ストレスによる障害に繋がります。

なので、筋などが強く引っ張られて緊張しないように、使用部位のストレッチを行うことが大切になってきます。

しかし、骨端部に起きる障害とは異なりますが、肉離れなどを起こした選手のうち、8割もの選手が運動前に、その部位に対してのストレッチを行っていたというデータも出ているのでストレッチを行うだけではなく、その部位に対してのトレーニングを合わせて行うのも障害予防には大切だと思います。

大切なジュニアの時期、障害には気を付けてスポーツに取り組めるといいですね!

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