暑熱障害と体液

 

生体は水負積(脱水率)の程度に応じて種々の症状を示します。

 

水負積による1%の体重減少はほぼ0.3度の直腸温の上昇をきたします。

 

また心拍数も水負積が1%増えるごとに5~10拍/分増加して心拍出量を維持します。

 

これら体温および心拍数の変化は体重の減少量と相関し、水分の摂取を行えば体重の減少率は少なくなり、直腸温ならびに心拍数の上昇が抑えられます。

 

高度の発汗時には体液および塩分欠乏による「熱疲労」が生じてしまいます。

 

これらの障害時には体温調節機能が低下するため容易に体温が上昇して運動が継続できなくなり、また熱中症による死亡事故の原因となります。

 

一方大量発汗時に水分のみを摂取すると、体液塩分濃度の低下による「熱痙攣」が起こります。

 

体液の保持には食塩の補給が必要となりますので、水分を摂取する際はスポーツドリンク、もしくは食塩(0.1~0.2%)を溶かした水を摂取しましょう。

 

 

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