さまざまな輸送の仕組み

我々の体にはさまざまな輸送の仕組みが備わっている。

消化管での栄養素の輸送、血管壁を通じた栄養素、老廃物、ガス交換、および細胞外と細胞内を隔てる細胞膜での物質の輸送である。

これには能動輸送、受動輸送などが挙げられる。前者はエネルギーを消費して、物質を輸送する物質輸送の仕組みであり、後者はエネルギーを消費しない。
後者には濃度の高い方から低い方へ拡散する濃度勾配に従うものと、電荷の高い方から低い方へ拡散する電気化学的勾配によるもの、そしてこれら両者によるものがある。

能動輸送はこれらの勾配に逆らって送る輸送方法である。

アメーバのような原生生物においても物質を取り込む際に、細胞膜がへこみ小胞として取り込む食作用を行う。

高等動物においてもこうした現象はみられ、多くは液状のものを取り込むために飲作用(ピノサイトーシス)と呼ばれる。

一方細胞がホルモン、神経伝達物質などを放出する際には、これと逆に小胞が細胞膜に接して開口し中の物質を放出する仕組みがある。

これを開口放出と呼ぶ(エキソサイトーシス)。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-18

    クレンチング(食いしばり)と運動の関係

    クレンチングとは、無意識的に上下の歯を強く噛みしめる動作をいいます。習慣化されたものはブラキ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-6-23

    血糖値の恒常性

    グルコースは、摂食、消化された炭水化物が肝臓でグリコーゲンとして貯蔵され、グリコーゲンから変換されて…
  2. 2014-10-10

    ランボペルビック・リズムとは?

    腰椎や骨盤付近の構造を考える際に「ランボペルビック・リズム」という捉え方をすることがあります。…
  3. 2016-2-24

    横突棘筋の解剖

    横突棘筋とは、半棘筋、多裂筋、回旋筋の総称で、脊柱の最深層に位置する筋です。半棘筋は、これら…
  4. 2017-1-26

    代謝環境を利用して脳を刺激する

    筋肉を動かし力を出すためには、ATPという物質のエネルギーが必要です。これは、あらかじめ大量…
  5. 2015-6-6

    炎症のメカニズムとは

    炎症とは、腫脹・熱発・発赤・疼痛に機能障害を加えた5つの徴候が起こる障害です。炎症が起こると…
ページ上部へ戻る