ストレスとホルモンと肌

体調はすぐ肌に出ます。

精神的なストレスも皮膚に影響を及ぼします。

心のストレスが様々な臓器疾患に関係していることは、疑う人もいない常識になっています。

ストレスによって自己免疫機構が低下する、という実験結果も出ていますし、心のストレスでアトピー性皮膚炎の状態が悪化するといった報告もあるくらいです。

そして、そのストレスと皮膚を結びつけている要因がホルモンです。

そのホルモンが活躍するシステムを内分泌系といいます。

絶え間なく変化する環境の中で、身体の状態を保つためには、外の変化を察知して、それに応じた対処をするよう全身に命じなければならないのです。

生き物にはそれぞれ周期的な変化があります。

人間の場合には日内変動、サーカディアンリズムと呼ばれるものがあります。

夜になると眠くなる、朝、目が覚める、これらを維持しているのもメラトニンというホルモンです。

女性の場合には性周期があります。これにもプロゲステロンとエストラディオールというホルモンが関係しています。

閉経期にはエストラディオールとアンドロゲンのバランスの変化が起きます。

性周期を考える場合、生理前の1週間(黄体後期)に肌トラブルが多い傾向がありますし、閉経期の肌トラブルにもバリア機能の低下が関係しています。

しかも、ホルモン、性ホルモンと呼ばれるものは、細胞の核にある受容体に作用することが知られています。

細胞にホルモンがやってくると核の受容体にくっつき、その結果、様々な遺伝子からタンパク質が合成され、そのタンパク質の機能によって眼に見える生体の変化が起きます。

つまり、ストレスによるホルモン分泌の低下と肌の関係性はかなり大きなものがあります。

 

 

 

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