私たちの体の中では、絶えず数え切れないほどの情報が行き来しています。

そのおかげで健康な限り、無意識のうちにざまざまな生命維持機能が間違いなく働き、環境の変化に順応し、その上に様々なことを意識してはスムーズに行動できるのです。

その情報伝達のひとつは神経系による高速情報システムです。

もうひとつの情報システムとして、情報伝達物質と呼ばれる、様々な物質を使って情報を伝えるシステムがあります。

体のある器官から情報伝達物質が送り出されます。

それを受け取るのが受容体です。

情報伝達物質はいろいろありますが、その一つ一つに特有の受容体が存在します。

個々の情報伝達物質を鍵にたとえると、受容体は鍵穴装置です。

神経分子と神経分子の間で情報伝達を担っているものには、グルタミン酸、アセチルコリン、グリシン、アミノ酸、ATPなどがあります。

たとえば、ある神経細胞からグルタミン酸が放出されたとします。

それに対して興奮する細胞もあれば反応しない細胞もあります。

反応を示した細胞はグルタミン酸受容体を持っています。

受容体を持っていない細胞は何の反応も示しません。

ただ、最近は、特定の物質に選択的な受容体だけでなく、特定の温度に対して作動するTRPファミリーと呼ばれる受容体も発見されています。

この受容体は表皮にいくつか存在することがなってわかってきたみたいです。

まだまだこれからたくさんの受容体の発見があることでしょう。

日々の勉強が大切ですね。

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