筋のガーディングとは

筋のガーディングとは、痛み刺激に反応する筋の持続的収縮であり、防御的に体が過度に動くのを防ぐためのサインだと言われています。
痛みは痛みの受容器が分布している組織からから生じますが、筋のガーディングは皮膚や体表粘膜や関節、靭帯、骨膜などの筋以外の組織からある場合を言います。

第1次の痛みの原因としては、筋以外の組織、筋の直下の組織、あるいは関連痛である場合が多いです。

寝違えで頸が回らないなどはこのいい例であるでしょう。

寝違えの原因は、椎間関節に正常に存在するメニスクス様構造物が関節面によって絞扼される(メニスクス絞扼論)と説明されてきましたが、その他にもメニスクス様構造物以外の構造物の絞扼や急性の椎間板の圧迫力でも生じることが報告されています。

ここでいうメニスクスとは半月・半月板みたいなもの。
これが絞扼の一つの原因物質になって痛みが起こり、筋の緊張が強くなるという訳です。

この原因が取り除かれれば、防御的収縮である筋のガーディングは軽減することになります。

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