コーピングとはもともとはストレス状況下でストレスの原因を除去したり、ストレス状況を低減するように対処する努力をすることです。

その方法は個人によって異なりますが、痛みという症状に対しては、積極的に対処し克服しようとする個人の適応力を指します。

否定的な考えや、病態への不安、行動の制限などへの悪い適応によって、逆に痛みや機能障害、筋スパズムが強くなるという報告もあります。

これに対し、動かさず大事にすることよりも運動を行うほうが痛みが改善していくという報告や、仕事に即した運動を行うことによって痛みの治療効果が向上したという報告もされています。

このような運動をさせる場合、「これは避けなくてはならない」とか「~してはいけない」というネガティブワードを言葉がけするのではなく、「これは行って問題ない」「これはできるようになった」などのポジティブワードをかけることが正しいコーピングを成功させる秘訣になるといわれます。

つまり、心理的なアプローチ、行動認知療法、機能優先の運動などを通して、心理面にアプローチを行い行動変容を行っていくことが大切にになります。

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