皮膚構造(真皮)

皮膚構造の第2弾、今回は真皮についてです。

皮膚の3層構造の一つ真皮は、表皮の下にある層で、解剖学的には乳頭層、乳頭下、網状層に分けられます。

表皮とは細胞密度に違いがあり、表皮細胞が詰まるように存在する表皮と比べると、真皮は細胞がまばらに存在する構造をしています。

真皮は、およそ90%以上が細胞外マトリックスによって構成されていて、その主成分は線維芽細胞によって産出されるコラーゲン(膠原線維)で、真皮の70%を占めています。

さらに線維芽細胞はエラスチン(弾性繊維)、ヒアルロン酸を産出して、真皮層内に網状の構造を構築し、ハリと弾力を持った強い柱を作り出します。

発生的には、真皮層は筋肉や脊椎、骨、血管内壁など人体の形を形成する細胞群と同じ中胚葉から派生しています。

なので、筋肉や骨が人体の形を形成し、形により見た目に老いや若さが感じられるように、真皮層は皮膚表面の形や表情を形成し、老いや若さを表現します。

ということは、顔のたるみ、色、つや、ハリの衰えは真皮層の劣化によって起こる老化現象といえます。

さらに真皮層には、リンパ球やマクロファージなどの免疫細胞、感覚受容器や神経終末、皮脂や汗の分泌線、毛包、血管やリンパ管があり、神経終末には、触覚、圧覚、痛覚、温覚、冷覚といった知覚作用があります。

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-6-15

    腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つ…
  3. 2017-1-18

    筋力トレーニングの負荷設定について

    筋力トレーニングを行うに当たっては、目的を明確にし、その目的に応じたトレーニング条件を設定することが…
  4. 2016-12-1

    骨の連結

    骨の連結には骨と骨が線維性の結合組織によって結合される線維性の連結と、骨と骨が軟骨線維によって結合さ…
  5. 2016-9-6

    トレーニング効果の種類

    トレーニング刺激に対して身体を適応させていく過程がトレーニングであり、適応によって得られた変化がトレ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-9-8

    安静立位姿勢と筋活動

    人間の日常生活の行動の多くは、立位姿勢やそこから派生する姿勢で行われています。そのため、立位…
  2. 2016-12-13

    競技力アップのための「専門スキル」

    いかにダイナミックな競技動作の中で、パワーを上手に発揮するのかという点についてのポイントは「反動をつ…
  3. 2015-2-15

    筋膜とは何か?

    筋膜とは、その名の通り筋を包む膜のことだが、筋全体を覆っている最外層の筋上膜といくつかの筋線維を束ね…
  4. 2014-10-7

    体脂肪量の調節「レプチン」

    レプチンというホルモンが、体脂肪量の調節において重要な役割を演じています。本来、レプチンは、食欲…
  5. 2015-6-3

    生体の階層性について

    どんな生物でも、簡単か複雑かの違いはあるにしろ、それぞれの機能に応じた構造が対応しています。…
ページ上部へ戻る