尿による水分量の調節

1日に尿をする回数は、成人で平均4~6回、その量は1日で約1.5リットルになるといわれています。

尿は、体内の水分量を調節し、老廃物を排出する役割をもっています。

 

私たちが毎日トイレで行っているのは、生きていくためにとても重要な行為です。

尿はその大部分(約98%)が水分です。この量を加減することで、ヒトは体内の水分量を調節しています。

残りの2%は、ほとんどが尿素で、尿素はたんぱく質を分解した結果生じる老廃物で、水にとけても無色無臭です。

 

では、尿の色やにおいは何によるものなのでしょう?

健康なときの尿のうすい黄色は、尿に微量な「ウロビリン」という色素によるものです。

ウロビリンは赤血球で酸素を運ぶ役割のヘモグロビンが分解されてできたものです。

 

また、尿の色は体調や食事の内容を反映してします。

尿中の水分の割合が少ないために色が濃くなったり、ビタミン剤などからとったビタミンB2のうち、分解されなかった分が尿中に排出されることで黄色が強くなったりします。

体内から出たばかりの尿は、完全に無臭というわけではないけれど、悪臭はしません。

トイレで尿がにおうのは、時間がたつと、尿素が細菌によって分解されてアンモニアがつくられるからです。

膀胱に尿がたまったら、尿意を感じてトイレにいきたくなるのですが、これは、膀胱の筋肉にあるセンサーが膀胱が伸張して広がったことを脳にある排尿中枢へと信号を伝えます。

一般的に200ミリ~400ミリリットル尿がたまったらその信号を受け取ったら排尿中枢は、大脳へ「尿がたまった」と報告し、それを私たちが認識します。

これが尿意の正体です。

 

膀胱が小さいから尿がためられないとか、トイレが近いなどと思いがちですが実際は、膀胱にあるセンサーが敏感で、尿をためることができるのに、たまったという信号を早めに出してしまう場合が多いみたいです。

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